セネガルでは3月25日、予定通りに大統領選の決選投票が行われた。第一回投票で上位2名だった現職のワッド大統領(85)と、彼の元でキャリアを積み首相を務めた経験のあるマッキー・サール氏(50)の師弟対決となった。
投票日当日は大きな混乱はなく、平和裏に投票が終了した。
投票率は未だ発表されていないが、50%程度にとどまった第一回投票よりは高いといわれている。
同日夜から国営放送(RTS)等で開票速報が流れ、特にダカールの選挙区ではマッキー・サール候補の圧倒的な優勢が伝えられた。
21時半頃、ワッド大統領がサール氏に電話し、勝利を祝福したという。
ワッド大統領はこれまであからさまに権力にしがみつく(そして息子に後を継がせる)姿勢を見せてきたため、あっさりと敗北を認めたのはうれしいサプライズであると同時に、セネガルの民主主義のレベルの高さを再び証明する出来事だといえる。
(ジウフ前大統領も2000年の大統領選で潔く敗北を認め、ワッドに政権交代をした。)
Source: Jeune Afrique/ RFI website
昨日の夕方、BSNHKニュースで報道されていました。
返信削除民主主義の伝統が継承されて本当に良かったですね。